| 白内障 |
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(1)白内障の症状
瞳孔が白く濁ります。
壁や物にぶつかったり、階段の上り下りを怖がるようになったり、動くものを眼で追わなくなります。
眼球の表面が白く濁っている時には角膜炎であることが多く、内部が濁っている時には白内障が疑われます。
眼球の色の変化とともに痛みをともなって目が急激に腫れてきた時には緑内障の可能性があります。
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(2)病気の解説と治療法
白内障は大きく3つに分けられます。
1.先天性の白内障
遺伝的なもので、胎児のときに眼球が作られる段階で水晶体がきれいに分化せず、濁ったままで生まれてくるケース。
チンやパクに多いと言われる。
2.若年性白内障
生後6ヶ月〜2歳半ぐらいまでに、症状が現れることが多く、遺伝的な場合と生活環境の変化が考えられます。
例えばシベリアンハスキーの場合などは、もともと寒い地域で生きてきた犬種が日本のように高温多湿な環境に置かれ、食餌や運動量が激変してしまったために、環境に適応できず、結果として白内障が出るものが多くなったと考えられます。
3.老年性白内障
高齢犬の白内障には、老齢性、糖尿病性、外傷性の3種類があります。
眼球の虹彩(こうさい)のすぐ後ろにあってレンズの役目を果たす水晶体が白濁する病気です。
水晶体は、99%が水とたんぱく質でできていて、健康な時は透明です。このたんぱく質の性質が何らかの原因で障害されたり、水晶体の代謝に変化が起こると、たんぱく質の分子構造が少しづつ変わり、水晶体が白く濁ってきます。
先天性や遺伝性の白内障もありますが、ほとんどが老齢性か糖尿病性のものと考えられます。老齢性の白内障は、8歳以上の高齢犬に起こりやすいのが特徴です。
病初は、水晶体に薄い雲がかかったような濁りが出ます。やや進行してくると黒目の一部に光を反射する輝きのある塊が見られるようになり、それが大きくなるにつれて犬の視力は衰えていき、やがて視力を失うまでに悪化します。
病気の進行を遅らせるために、点眼薬と飲み薬を用います。症状が進んだ場合には、白濁を取り除いて、犬用の人口レンズを入れる手術を行うこともあります。
コッカー・スパニエル、プードル、ビーグル、アフガン・ハウンド、狆などが発症しやすい犬種とされます。
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(3)日常ケアのポイント
聴覚と嗅覚が優れている犬は、見えづらかったり、失明したりした場合でも、家具の配置や食器の置き場所、トイレの位置などを変更しなければ、その状況に順応できるようになります。
ただし、高齢のペットの場合は嗅覚や聴覚も弱ってきていることがあり、食餌は鼻先に持っていったり、トイレも時間になれば連れていくなどのこころ配りが必要です。
紫外線の直射は白内障を悪化させるので、紫外線の強い日には散歩しないようにします。犬の散歩はくるまの往来が少ない場所を選び、頻繁に声をかえるなど、少しでも不安を取り除いてあげましょう。猫は目が悪くなると交通事故に遭う確率がグンと高くなるので、外に飛び出さないように気をつけましょう。
ブルーベリーに含まれるアントシアニンには、白内障の進行を遅らせる作用があります。
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